司法書士試験 不安との付き合いかた、自信の作り方

司法書士試験

本記事、では、司法書士試験においての、自信と不安との付き合い方を解説しています。

  • 勉強するほど不安になってしまう
  • とにかく自信が無い

そんな方のために書きました。少しでも参考になれば幸いです。

不安を感じるのは受験生として正常

不安を感じるのは、受験生として正常です。

不安は原動力になります。人はゼロをプラスにするより、マイナスをゼロに解消したがる力の方が強いそうです。

今とても不安で自信がなくて、「この現状をどうにか解消したい」と願うことは『勉強するしかない』という結論になるので、絶賛勉強中である受験生としてはとても正常と言えます。

ただし、いつも「不安だ不安だ」と考えてしまうと、その瞬間は勉強していないことになりますよね。

過度な不安は脳のリソースを無駄にし、勉強の手を止めてしまいますので、ただ不安と落ち込みを繰り返すことはよくありません。

勉強中に不安を感じたら、ひとつ深呼吸をして、これで順調なのだと口に出して唱えてみてください。それだけでまた勉強に集中できることもあります。

自信も不安も適度に混在するのが良い状態です。

自信がありすぎるのも良くない

今不安が大きい方は、とにかく自信を持ちたいと思うでしょう。

ただ、根拠もなく自信を持つことは過信に繋がり、危険な部分も出てきます。

過信は油断になり、油断した分だけ勉強の手を抜くことになるからです。

ですので、勉強もせずに自信を持つことは意味が無いですし、普通はできません。

これに対し『良い意味の自信』もあります。

勉強の実績を重ね、模試や問題集などで高得点を取ることで生まれる自信です。オセロのように、勉強で不安をひとつずつ自信に変えていくのです。

これは不安の解消に役立つため、良い自信になります。(ただしこの場合の自信であっても、持ちすぎるのは過信になってしまいます。)

不安は、勉強が進んだ分だけ解消される

不安は、勉強することによって、必要なときに必要な分だけ解消されます。

ひとつひとつ覚えるごとに、その分だけ解消されるというこです。勉強していないこと、覚えきれていないことについては不安なままです。

ここまで来ると当たり前の話に戻りますよね。

いくら高得点が取れるようになっても、不安は消えない

では、少し勉強が進んだあとのことを考えてみましょう。

司法書士試験で言うと、模試で午前90-午後90-記述50くらいの点数が取れるようになりました。合計で230点。充分に合格圏内です。

このとき、不安は解消されるでしょうか?

想像しにくいかもしれませんが、実際、不安は全ては解消されません。合格までは不安は残ります

ただ、勉強が進むにつれて、やみくもな不安ばかりではなく、自信と不安のバランスは良くなってきます。質も違ってきます。

どちらにしろ、安心してしまうと過信につながり勉強のペースが落ちます。

まだ不安を持っていた方が勉強するので、それで良いのです。

勉強するほど、合格に近づくほど不安になるときは

勉強で不安を解消して自信を作っていくことは、普段のメンタルとしては良いことです。

しかし既に触れたとおり、模試で高得点をとったり最高クラスの判定を得ることができても、試験前の不安は消えません。

合格が現実的に近づいていると感じるほど、不合格のときのショックも大きくなるからです。

不安というより、重圧と言えるかもしれません。これを防ぐ一つの方法は、やはり勉強です。

というと「あれ?勉強では消えないのでは?」と思うかもしれません。

続けて解説していきますね。

自分の中でベストと言えるほどの勉強を

模試で高得点をとっても不安や重圧は消えないのであれば、どうすれば不安に打ち勝てるのでしょうか?

その一つの答えは『もうこれ以上は自分にはできない、これで落ちたらしょうがない』『今年はやり切った』と言えるほど勉強することです。

模試や問題集基準ではなく、『自己ベストかどうか』を基準にするということです。

自分の限界まで勉強したと言えるのなら、それで落ちたらもうその年はしょうがないはずです。

つまり『開き直り』の域に到達します。そのために自己ベストが必要です。

伊藤塾塾長の伊藤誠先生も、自己ベストを出さないと反省点が見つからない、と仰っていました。

筆者は、合格した年度でしか、その開き直りの域には届きませんでした。振り返ると、前の年度までは甘い部分も多くあったのです。

不安や重圧は自己ベストで解消できます。人事を『尽くす』ことで、開き直って天命を待てます。

補足

少し誤解を生みそうでしたので、念のため補足を入れておきます。

『自己ベストでやり切って不合格 = 一生合格できない』 というわけではありません。

単純に知識量は積み上がりますし、質の良い反省点も見つかり、翌年はより効率よく勉強できるようになるからです。

自己ベストでのやり切りは、あくまで不安や重圧から解放される方法の一つとして紹介しました。やり切ったからと言って、そこを自分の限界だと思わなくて大丈夫です。

あくまで合格に必要なのは、合格できるだけの知識(と記述のテクニック)であることを忘れてはいけません。

自信を育てつつ、適度な不安はキープしておいた方がいいのです。

不安を感じたら、受験生としては正しい状態だなと言う認識を思い出し、過度な不安にならぬようしまっておていてあげましょう。

自信や不安は直接点数にはならない

不安や自信などの『気持ち』は、直接は試験の得点になりません。

試験科目の範囲ではないからです。

気持ちに向き合うことは必要なこともありますが、振り回されるのはNG。

お気持ちがどうであろうが、「勉強して合格点を取れるようになること」が目的であり着地点です。つまり必要なのは勉強です。

不安や自信によって、回答する選択肢が変わるわけではありません。問題に正答するには知識であり、知識を作るのは勉強です。

試験を受けると決めた以上、合格のために何をすべきかに集中しましょう。

極論、本試験の最中に不安を感じる暇はないはずです。それに向かう勉強中も、本来一緒のはずです。不安が~、などと言っている暇はないのです。

それでも不安が消えないときは、書く

それでも、不安な気持ちばかりが優先して、勉強に集中できなくなる日もあるでしょう。

そんな時は、ただ不安だと繰り返して塞ぎこむのでは意味がありません。脳の無駄です。

何が不安かを必ず書くことが、解消への第一歩です。

騙されたと思って、何が不安なのかを感じるままに15分ほど書き続けてみてください。

ずーっと書いていると、すごく小さなことに感じるかもしれません。

不安や自信は、それ自体が特別な悩みではないことに気づけるかもしれません。

受験の不安は、悩みのうちのただの一つです(受験中はそれが大きいと感じるのですけど)。

去年の不安や悩みをいくつ覚えていますか?

来年のいまごろは、今の不安は覚えていません

どうせ勉強しているうちに不安と自信はバランスよくなってきます。普通の生活と変わらないバランスになってくるということです。

受験勉強中は、勉強に集中しましょう。

まとめ

目次のとおりですが要点をまとめます。

  • 不安があるのは受験生として正常。考えすぎが良くない。
  • 過度な不安、過度な自信はどちらもよくない。バランスが大事。
  • バランスは、勉強が進むにつれて自然とよくなってくる。
  • それでも、合格までは不安が消えることはない。
  • 自信、不安と試験の点数は直接的には無関係。
  • 自己ベストを出す。最終的には開き直りが勝つ。
  • それでも不安な時は、書く。

以上です。

少しでもお役に立てれば幸いです。

おまけ 少しの自信をプレゼントします

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

無理に不安を解消する必要は無い、ということを繰り返しお伝えしてきましたが、それでも今の不安が大きくて、すぐ不安を解消したいという方もいると思います。

そんな方に少しの自信をプレゼントしますね。

勉強を開始したときと、今の知識を比べてみてください。

だいぶ、山を登ってきたと思いませんか?初学者の頃より、合格がだいぶ近いのではないでしょうか。

勉強する前の自分が、ふもとの方に見えるのではないでしょうか?

知識は増えていますよね。勉強の効率も初めより良くなっていますよね。

筆者は初学者の頃、「基準点を超えるようになったら、合格が近くて楽しいだろうな、ラストスパートも気合が入って、走り切れるだろうな」と思っていました。

実際は、そんな風に考えていたことは忘れていました。でも、ふと思い出したのですよね。

「あっ、あの頃に思い描いた位置にもう来ているんだ」「もう自信を持って走り抜けていいんだ」と。

ここまで一歩一歩これたのだから、まず自信を持って大丈夫ですし、これからも大丈夫です。

少しずつ進んで行きましょう。

また不安になったら、この記事に戻って振り替えってみてくださいね。ではまた。

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